剪定鋏

いつからだろう、錆びたものが好きになったのは。

物体はいつかは朽ちるという感じさせてくれる、少しヒリヒリした感じ。そしてその人工物を自然が蝕んでいく、操作しきれない感じがたまらなく好きなのだと思う。

この剪定鋏は以前携わった建築の現場で職人さんが忘れていって数ヶ月外に放置されたものをいただいた。
やはり良いものだけあって錆びてなお切れ味がよい。
我が家では太めの枝を剪定する際にしっかりと活躍してくている。